白石 大樹
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この話題を取り扱っている表を見たら、金利に注目しよう
どちらがお得か、というのは永遠のテーマであり、正確な答えはないと思います。
(賃貸と購入において感じる精神的幸福感については私の実体験であるこちらの記事をご参照ください。)
このどちらがお得か、という話は雑誌やネットで頻繁に見かけます。
よくあるのが賃貸と購入での一生涯にかかる費用をグラフや表にしたものです。
この際に注目してほしいのが、金利です。
現在の住宅ローンは変動金利であれば1%を切り、0.7%前後あたりが多いです。
中でもネット銀行であれば0.4%台もあります。
ところが賃貸 VS 購入の話題で試算されるとき、金利が2~3%程で比較されるケースを見かけたりします。
ネット銀行であれば0.4%程で済むところを2~3%で計算されたのでは総支払額は大きく変わってきます。
全期間固定のフラット35でさえ1%台です。
また、2~3%程で計算されておきながら、”総支払はあまり変わりません”といった内容の記事も見かけます。
2~3%程で計算されて賃貸と変わらないのであれば、1%を切った本来の金利で計算すれば購入に軍配が上がります。
また、かなり個人的な見解になりますが、その表やグラフがかなり緻密に計算され、正確に表されたとしても、グラフの期間が50年だったりとかなりスケールが大きい場合、”こちらがお得です”と正確な答えがあったとしても実感がわきにくく、人は動かないと思います。
どちらがお得か、というのももちろん大事ですが、家を持つことで得られる幸福感は経済合理性の範疇の外にあったりします。
自分の心と向き合って後悔のない選択をしましょう。
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